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小川町USPファームだより 2022年2月号

発行日:2022年2月4日
制作:US.Peaceファーム & NPO生活工房「つばさ・游」高橋優子

今月号は

をお届け致します。

小川町の農家さん情報

「NESTo・新春おもちつき@サンファーム高橋」に参加しました!

ファーム便りの中でも何度か紹介させていただいた、 小川町の石蔵を改修してできたワークスペース「コワーキングロビーNESTo」では、 会員向けに様々なイベントが企画されています。

秋には親子向けのハイキング、 年末には地元の方から稲わら正月飾りを教わるワークショップが開かれました。

そのイベントの中で、1月8日に開催された「新春おもちつき」に参加させていただきました。 会場は、US.PeaceFARMでも大変お世話になっているサンファーム高橋さん(詳細 → 2021年5月ファーム便り)です!

今年度、US.PeaceFARMの農業体験会にも「おもちつき」の回が追加され、 つい先月、横田農場さんでもおもちをついて味わったばかりだったので、 一体どんな違いがあるのか、楽しみでした。

まず、火を焚いて、お米を蒸すためのお湯を沸かします。

サンファームさんでは、写真のようにコンパクトに持ち運びができる台を、 地面が平らで、臼と杵からほどよく近く、参加者からもよく見える位置に設置して、 火を起こしました。

使用する臼と杵はこちら。どれもかなり使い込まれています。 なんでも臼は通販で中古を探して購入されたのだそう。 そんなに身近にこのような立派な臼が出回っていると思うと、 少し欲しくなってしまったスタッフでした…

「えんちょう」と名札をつけた高橋知宏(ともひろ)さんと庵地(あんじ)くん。 庵地くんは、1年前にサンファームさんで体験会をさせていただいた時と同じように、 自転車で参加者を案内してくれました。

その時に、知宏さんが腰を痛めて杖をついていたので、 その後も心配の声が上がっていましたが、最近は調子は悪くないようで、 ひときわ力強くおもちをついてくださいました!

愛(あい)さんには、根菜たっぷり豚汁をつくっていただいて、美味しくいただきました。

もち米が蒸しあがるまでの間、畑ツアーをお願いしました。 鶏は、5月に取材でお邪魔した時から数羽減ってはいるものの、 ほとんど変わらず15羽ほどが卵を産んでくれていました。

年末になると、小川町で知らない人はいない「有機野菜食堂わらしべ」さんで、 年に一度のラーメンの日(メニューにはないラーメンが限定数食べられる日)があるのですが、 そこでのスープはここの卵を産まなくなった鶏から出汁をとっているのだそう。

ビニールハウスの中では、踏み込み温床が使われ始めていました。 写真に写っているのは、お花の苗です。

また、ハウスの外には何袋もの落ち葉が積まれていて、 こちらは近所のお寺から譲り受けたものなのだとおっしゃっていました。

カモミールも昨年と同じくお家の前の広い畑一面に植えられています。 寒さにあたって、葉が赤っぽくなっていました。 4月末から5月頭にかけて、短期間で咲くので、その時期になったら、また収穫に伺いたいですね。

お家の周りの畑を一周すると、蒸し器の上から湯気が上がって、 もうおもちをつける状態になっていました。

途中で、1段目と2段目を入れ替えていたのですが、こうするのは初めてで、 色々なやりかたがあるのだなと思いました。

上の段をまず火からおろし、臼にひっくり返します。

ここのお米の段階では、特に横田農場さんの時との違いはわかりませんでした。

続いて、杵をねじ込むようにしてお米の粒を潰していきます。

参加者が皆さんお上手で、しっかりこねられているよう…なのですが、 驚いたことになかなかなめらかな感じになりません。

言葉で表すのは難しいのですが、こねればこねるほど、杵を跳ね返すほどの弾力が出て来て、 杵が中に入っていかないようでした。

今年はサンファームさんは田んぼをお休みしているため、 今回のお米は、だいこんや農園さん (詳細 → 2021年6月ファーム便り)からのものを購入されたのだそう。

知宏さんは「頑固なもち米」とおっしゃっていましたが、本当にその通りでした(笑)

やっと「こね」が完了したら、小学生以下の子どもたちを中心に、 参加者で代わる代わる杵を持って、おもちをつきました。

つやつやでとてもおいしそうなおもちになりました。

トッピングのメインは、サンファームでとれた紅白のだいこん。 辛みもしっかりあり、さっぱりとおもちが食べられました。

また、サンファームさんからのご提案で「いちご大福をしよう!」となり、 小さな苺を用意して、あんこで包み、大福をつくりました。

苺入りのあん玉を頬張っている子も出てくるほど人気で、 これはいいアイディアだったと思います。

他にも、霜里農場のお醤油のいそべもち、きなこもち、豚汁など… お腹いっぱいいただきました!

年中風が強いというほど開けた立地のサンファームさんで、つきたてのおもちを食べるのは、 開放感も相まって、また特別な感覚でした。最高の新年の始まりですね。

看板犬のベンくんも参加者に大人気で、みんなの食後の運動に付き合ってくれました。 写真の右側がカモミールが植わっている畑です。

一つのビニールハウスの中には、書き初めコーナーが設置されて、 みんなで目標や新春らしい言葉を書きました。

11時から16時前までの程よい時間で、おもちをつき、畑を見学して、書き初めをして、 参加者同士でおしゃべりをする…。

参加されているのは、コワーキングロビーNESToの会員、スタッフ、 小川町役場の職員がほとんどでしたが、普段はNESToで働く合間に挨拶するくらいのはず。 このように、お休みの日に、小川町ならではの体験を一緒にできるのは良いなと思いました。

次回は、だいこんや農園さんに講師に入っていただいての味噌仕込みワークショップが企画されているそうです。 コロナ感染が広がってきているので、開催できるかどうかはわからないとのことですが、 開催されたら、また参加してみて、みなさんに様子をお伝えできたらと考えています。

今月の小川町の話題

★【情報1】『土の学校(2022年度前期)』募集のご案内

野菜を育ててみたいけど、どうしたらいいか判らない?

そんな方に土づくりの基本のキから学べる講座です。

「土の学校」は有機農業と自然農法の良いところを併せた内容になります。 身近にある物、雑草や落ち葉などを使った野菜つくりをするお金のかからない、 誰でもが家庭ですぐに実践できる手法を学びます。

会費:
1枠(畳1枚程度)5人まで利用可能 24000円
(4回で5千円×4回=20000円 + 苗代など500円×4回 + 保険代500円×4回)
募集数:
5枠

詳細・申込み ⇒ エディベリ おがわ里山食農スクール
講師の方からのメッセージや、参加者の声、過去の様子なども掲載されています。

★【情報2】「食の安全を守る人びと」映画会のご案内

ゲノム編集食品流通、気候変動、エネルギーや生産原料の枯渇など、 私たちを取り巻く食の環境は急激に変化し、これから食料需給は逼迫が予想されています。 この映画は、そのような状況の中で世界の状況、日本のオーガニック給食の現場などを取材したものです。

日時:
2月26日(土)13:10~15:40
場所:
小川町立図書館2F視聴覚ホール
資料代:
500円(当日、受付にてお支払い下さい)
申込:
「食の安全を守る人々」上映会申し込みフォーム
主催:
小川町の学校給食を考える会

映画紹介 ⇒ 映画「食の安全を守る人びと」

チラシ表面 チラシ裏面

食の安全を守る人びと映画会チラシ

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