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レポート

小川町USPファームだより 2023年1月号

発行日:2023年1月13日
制作:US.Peaceファーム & NPO生活工房「つばさ・游」高橋優子

今月号は

をお届け致します。

小川町の畑情報

小川町のものでお正月 〜しめ縄・鏡もち〜

(文:高橋かの)

<小川町の官ノ倉山からの初日の出>

新年あけましておめでとうございます。昨年は、まだまだ収まらないコロナと、 世界・国内での争いのニュースで、胸騒ぎのするような一年でしたが、その中でも、 小川町を中心に有機農家さん・有機農業の動きを追いかけさせてもらい、 本質的に大切なことに度々気付かされたような気がします。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回は、小川町での年越しの様子をお届けします。 稲わら・お餅・みかん・野山の植物・和紙・野菜 … 新年を迎える準備をしていると、改めて小川町の資源の豊富さに驚きました。

1. 正月飾り(稲わらリース)

今年は、町内2箇所の有機の田んぼからわらを分けていただき、しめ縄をなって、 お飾りを作りました。

穂の部分は、横田農場さんの "アラキ" というお米のものです。 長さがあって、しなやかで、 稲刈り体験会の際に「これはぜひお飾りに!」と落ち穂を少し持ち帰らせてもらっていました。

飾りは、小川町や隣の東秩父村の山から採れた木の葉やつる、みかんなど。 ヒノキやスギなどをたくさん使うと、クリスマスリースとしても使える見た目になるので、 12月前半で作って、2イベントで活躍してもらうことも可能です。

小川町内では、農家だけでなく、コワーキングスペースや企業研修のプログラムとしても、 この稲わらリース作りワークショップが取り入れられていました。

2. 鏡もち(お供えもち)

お便りがみなさんのところに届く頃には鏡開きを迎えているかもしれませんが、 鏡もちも、今年は横田農場さんのお餅でつくりました。

通常だと、白い鏡もちを思い浮かべる方が多いかと思いますが、 こちらは "緑米" というもち米をしようしているため、濃い色をしています。 いびつな形もかわいい。

年神様や農耕の神様が宿ると言われている鏡もち。 複数飾っても良いそうなので、家族みんなで作ってお供えしても良いかもしれませんね。

緑正月飾り(稲わらリース)米の穂、お米、蒸しあがり、 お餅の状態がそれぞれ色が変わって面白いので、こちらにおまけとして共有しますね。

また、餅つきも、小川町では各農家や飲食店などで度々行われていて、 今年は、サンファーム高橋さんの出張餅つきも実現しました。 臼や杵はもちろん、釜をかけるセットや、薪、トッピング用の野菜まで持ってきていただいて、 農場で行うのと同じように参加者で楽しみました。

<こちらのセットも、軽トラで運んで来てくださった>

農業体験会「餅つき」レポート

鏡もちをつくった12月10日のUSPファーム農業体験会「お餅つき」のレポート記事が上がっています。 農家さんならではの「ふるまい餅」スタイルで、ちぎりもちをたくさんいただきました。 そのトッピングのバリエーションもとても参考になりますので、ぜひご覧ください。

2022年度餅つきレポート

【シリーズ】小川町今昔物語(第9回)

小川町の「食」と「エネルギー」の自給率を上げて確かな未来を築こう!

2022年春から始まった「小川町上横田大沼地域循環共生圏プロジェクト」は、 秋に初めての収穫を迎えました。

初めて有機無農薬無化学肥料栽培に取り組んだ農家さんは、 雑草と収量減に大変な苦労をされました。

しかし、大きな課題はあるものの、 日本各地にはこれらを克服してきた農家さんや技術が公開されていますので、前途は明るいと考えています。

昨年行われた田植えや稲刈り、蛍狩りは無農薬によって、 多くの生き物を体感することが出来ました。

このプロジェクトは小川町の環境を守り、地域内食糧自給率をあげよう、というものです。 地域(地産地消の範囲は流通網の発達で広がっています)の企業や人が地域の有機農産物を買う事で地域の環境を守り、 気候変動を阻止する事出来る環境貢献です。

こども達に確かな未来を繋げたいという私たちの想いを、 プロジェクトを通して情報発信していきたいものです!

<上横田大沼地域循環共生圏プロジェクト概要図>

今月の小川町の話題

★【情報1】手前味噌づくり(だいこんや農園)

USPファームの農業体験会では2月にお味噌作りも予定されていますが、まだ募集制限がかかっています。

本当は参加したい … というみなさんに、 度々お便りの中でご紹介させていただいてるだいこんや農園さんの、 味噌づくりワークショップのお知らせです!

3月26日の午前中は満員御礼だそうですが、 その他の日程には(記事執筆時点で)まだ空きがあるそうですので、 ご興味のある方はぜひお申し込みください!

(下のチラシ表面のQRコードで申込フォームに移動します)

また、遠出はまだちょっと … という方へは、 味噌づくりキットを届けてもらうことも可能です。メールでお問い合わせを!

<クリックすると大きく表示します。>

<クリックすると大きく表示します。>

★【情報2】里山保全活動 落ち葉掃き体験会

日時:
1月29日(日)10:00~12:00
場所:
小川町消防署奥の里山 消防署奥突き当たり10時集合 ⇒ 地図
会費:
昼食代 大人1000円 こども500円
内容:
落ち葉掃き → 堆肥場へ → 薪割り機体験

主催・問合せ・申込み ⇒ 小川里山食農スクールエディベリ 高橋 090-4453-6355

参加者、氏名を記入して、y.takahashi@tubasa-u.com までメールをお送り下さい。 折り返し、詳細をお伝えします。

★【情報3】小川里山食農スクールエディベリ「土の学校」2023年前期受講生募集

第1回目 3/ 5(日) ジャガ芋植え、草マルチ
第2回目 4/23(日) ネギ、レタス類など
第3回目 5/14(日) 夏野菜の植え付け
第4回目 6/ 4(日) 玉葱収穫
第5回目 8/27(日)  

を予定しています。

昨年の土の学校の様子

会費:
30,000円(受講料 5,000円 + 苗代 500円 + 保険代 500円) × 5回分
募集:
5枠(1枠5人まで参加可能です。募集枠 5 に満たない場合、中止とさせて頂きます)
申込み:
「土の学校」申込みフォーム
締切:
1月31日

主催・問合せ ⇒ 小川里山食農スクールエディベリ 高橋 090-4453-6355

有機農業に関する全国の話題

★【情報1】「挑戦してみよう!有機稲作セミナー」1/17

「小川町上横田大沼地域循環共生圏プロジェクト」の昨年の課題を受けて 「挑戦してみよう!有機稲作セミナー」を自然農法センターより講師をお迎えして開催します。

有機稲作が地域性があることから、参加者は関東圏くらいの農家を想定していますが、 興味関心のある方はどなたでも参加出来ます。

日時:
1月17日(火)13:30~15:30
場所:
サテライト方式と個人Zoomで行います

主催・問合せ ⇒ 小川里山食農スクールエディベリ 高橋 090-4453-6355

参加者、氏名を記入して、y.takahashi@tubasa-u.com までメールをお送り下さい。 折り返し、詳細をお伝えします。

『挑戦してみよう!有機稲作セミナー』のご案内とお誘い(PDF)

★【情報2】さやま市民大学「コミュニティカフェ開業講座」でベリカフェが紹介されます 1/30

日時:
1月30日(月)13:30~15:30
場所:
狭山元気プラザ

内容・詳細 ⇒ コミュニティカフェ開業講座(PDF)

おまけ 〜小川町駅前「むすびめ」の風景〜

観光案内と移住相談の窓口となっている「むすびめ」。 日常的に、有機野菜や加工品もお土産として販売されていますが、 年末は、たくさんとれた大根を、移住サポートセンターの玄関軒先きに吊るして、干し大根を作っていました。 元料亭の建物の雰囲気を残した外観にも、よくあっています。

また、稲わらで作ったお飾りの販売も。 観光客や、これから小川町に住もうとする人たちに、こうして小川町の農家のしきたりを生で伝えているのは、 すごいことだなと思いました。

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