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農業体験会 ~餅つき~

12月9日土曜日。今年最後の農業体験会、餅つきを行いました。この日の朝の気温は5 ℃。 お日様が気持ち良い、冬の晴天でした。

9時30分頃、小川町駅に集合。 散歩日和といった天候なので、歩いて農場に向かう参加者も多かったです。

庭に到着すると、まずは落ち葉を掃いて餅つき会場を作っていきます。そして、もち米を蒸すためのせいろ、お餅をつくための杵などの道具もたわしでゴシゴシ洗いました。

冬のうちに何回か餅つきをされる横田農場さんですが、 この日のUS.PeaceFARMの餅つきが今年初の餅つきだそうです。

こちらは、普段の体験会でもお昼ご飯用のお米を炊いたり枝豆や大豆を煮たりするのに使用している窯場。 今日はこの上にせいろを乗せて、もち米を蒸していきます。

慣れたメンバーが多く、準備は自然と進んでいましたが、 10時半には一度集合して横田さんにご挨拶をしました。 今日は、喜寿というもち米の白いお餅を2回、緑米の玄米もちを1回という内訳で、全部で3回つくそうです。

既に浸水してくださっていたお米をすすぎ、布を敷いたせいろに平らに広げて火にかけます。 火が通りにくい玄米が一番下の段。

その間に、隣でやかんにお湯を沸かし、そのお湯で臼を洗います。 熱湯を入れて、たわしで擦って、汚れたお湯は柄杓ですくい出すのを綺麗になるまで行います。

こちらでは、ちぎり餅の味付けの素材を用意します。 紅芯大根など、カラフルな大根をすりおろして大根おろしに。 白い大根は木でできた粗いおろし金、鬼おろしで。これが歯ごたえがあり、絶品でした。

<撮影:参加者>

大根の皮は、横田さんのお宅にある柚子と合わせてパリパリのサラダになり、 葉っぱは塩もみして、こちらもみずみずしいおかずになりました。

柚子を赤い大根おろしにかけてみたら、アントシアニンが反応して、鮮やかな赤色に! みんなで写真を撮って盛り上がりました。

そんなことをしているうちに、お米が蒸し上がり、第一弾餅つき大会へ。

蒸米は水分が少なく、甘みが強い。布についたお米の粒も手で剥がして綺麗にいただきます。

まずは、二人でタイミングを合わせながら、お米の粒々を潰していきます。 冬の気温で冷めるとどんどん固くなっていってしまうので、スピード勝負。 去年の感覚を思い出した経験者が、初めて体験する人にも教えて、 順番に入れ替わりながらなめらかなお餅を目指して頑張りました。

つぶつぶが見えなくなってきたら、杵でついていきます。 杵が降りる重たい音とみんなの掛け声を聞いていると、今年ももう終わりだなという気持ちになります。

いつも参加してくださっているご家族のお父さんたちが、年を追うごとに慣れて上手になり、 とても頼もしかったです。

第一弾のお餅は、大根おろしのからみ餅、醤油とのりの磯辺餅、 参加者が持参してくださった餡のみたらし餅、そして、 根菜たっぷりの農場お手製スープでお雑煮風にしていただきました。

歯ごたえがあり、お米の甘みがしっかり感じられる美味しいお餅でした。

まずは第一弾のお餅をほとんど完食してから、第二弾へ。

<撮影:参加者>

第二弾は優しい甘さのあんこを包んで、あんころ餅も作りました。 これを、七輪で焼いて香ばしく食べるのが毎年楽しみという小学生たちから、歓声が上がりました。

あんこを包むのは、お餅が手についたり、冷めてくると薄く伸ばせなかったり、 少しコツのいる作業ですが、みんなで協力してこんなにたくさんできました。

また、大人たちは、年の終わりの回ということもあり、小川町のビール工房、 麦雑穀工房さんの生ビールも楽しみました。 雑穀工房さんと一緒にイベントなども企画する長男の岳さんがビールを注いでくれている周りには、 サーバーに興味津々な子どもたち。きっと、あっという間に乾杯できる年齢になるんでしょうね。

<撮影:横田海さん>

第三弾は、玄米餅。流石に弾力が強く、杵でこねるのですが、なかなか潰れません。 最後のひと臼なのでみんなで思い出作りにつきたい気持ちもしつつ、 そうもいってられないので、猛者たちが総出でついてくれました。

<撮影:横田海さん>

玄米もちはまた白いお餅とは全然違う味わいで、良く噛んで食べるせいか、 よりしっかりお餅自体の甘みが感じられました。

鏡餅にする方も。成形しづらいので、少し歪な形になりますが、 それもまた愛らしくて良いですね。

横田農場さんに直接切り餅の注文をすることもできるので、気になる方は問い合わせてみてください。 (数に限りがあるため、売り切れの可能性もありますが、ご了承ください)

<山盛りのお餅と火を囲んで楽しそうな大人たち>

<お父さん茂さんとお母さん智恵美さんと談笑>

<ヤギと遊ぶ子どもたち>

3臼もついたのに、ほとんど食べきって、お腹いっぱいに。来年も良い年になりそうです。

集合写真を撮影し、解散しました。

<兄弟二人してカメラを構える横田農場さん>

参加してくださった皆さん、横田農場さん、ありがとうございます。良いお年をお迎えください。

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