US.Peace FARM
 
はじめに
農業体験会
おいしいお野菜届け隊
シェフズテーブル
ファームだより&レポート

レポート一覧

レポート

農業体験会 ~味噌づくり × 落ち葉掃き~

例年は年5回でしたが、今年はお餅つきが新たに入って、全6回になった農業体験会。 3月12日の「味噌づくり × 落ち葉掃き」をもって、2021年度の体験会が完了しました。 蔓延防止措置の関係で1ヶ月延期となりましたが、無事、暖かな晴れの日に開催できました。

今回も人数制限を設け、マスク着用、小分けされたお弁当で昼食をとる、など、感染を広めない よう、皆さんにはご協力いただきました。

この日は、年が明けてから初めて気温が20℃を超えた日で、 途中から日差しが暑いくらいに感じられました。

お庭に設置された大釜からは湯気が上がり、既にお味噌用の大豆が煮られています。 この大豆が煮えるまで、午前中は裏山で落ち葉掃きを体験することになりました。

梅の花が満開で、風向きによっては良い香りがします。 また6月の田植えの頃には、たくさん実がなっているでしょうか?

味噌を仕込む道具の準備がされた会場で、 長男の横田岳さんから今日の流れを説明していただきます。

まずは、大豆を煮ている間に、歩いて5分ほどの裏山へ落ち葉はきに。 お昼まで山で作業して、お昼ごはん休憩、そして午後からは2種類の麹の味噌を仕込んでいくそう。 盛りだくさんです!

<写真:横田岳さん>

説明の後、すぐにみんなで山へ向かいました。途中、籠を取りにいくときに、ビニールハウスの中 も見学。ほうれん草や小松菜の芽が出ていました。 また、落ち葉も使われた踏み込み温床では、キャベツやトマト、春菊などの苗が育っていました。

<写真:横田岳さん>

落ち葉はきで使うこちらの竹の籠は、一つずつ職人の手で編まれたもので、 大きさや網目の仕様もちょっとずつ違っています。やはり、作り手は減っているのだそう。

農業の在り方が変化するにつれて、関係する職業も影響を受けるのだな、と思います。 他にも、鍛冶屋さん、精米屋さん、お茶屋さんなどが商いを閉じていくというのは、よく耳にします。

山は、今年の冬、かなり手を入れたのだそう。 昨年に比べて、明るく風通しの良い山の面積が広くなっていました。

今入らせてもらっている場所が、竹を切って、 たけのこを切って… を4〜5年繰り返した場所だということなので、 今年新たに明るくなった山もしばらくはメンテナンスに力を注がないとなのでしょうか。

落ち葉掃きは、熊手でかき集める人、籠に詰める人、 切った竹や木の枝を拾って集める人に分かれて行いました。

籠がある程度いっぱいになってきたら、上に乗って全体重で押したり、 籠の壁面に沿って手でぎゅうぎゅう詰めたり、少しでも多く落ち葉が入るように頑張ります。

上手に詰めると、落ち葉同士が押し合って、 その摩擦で籠の大きな穴からもこぼれ落ちなくなります。

<写真:横田岳さん>

落ち葉掃きも、だいぶ進んだ頃、昨年と同じようにターザンごっこが始まりました。 昨年は大人も楽しんで、最後はしっかり蔓が落ちてきて終了になりましたが、今年は子どものみ。

シーソーも健在です。横田家のみなさんに見守られながら、遊びました。

自然に作られた遊具で遊ぶことも、かなり貴重な経験だと思います。 さすがは子どもたち、あっという間に遊びのコツをつかみますね。

全ての籠がいっぱいになったら、背負って山を下ります。

籾殻も入った堆肥場に籠の中身を開けて、落ち葉はきは完了! このまま1年ほど寝かせて、来年、畑に撒かれるとのことです。

今回のお弁当は、今年2回目の「玉井屋」さん。 小川町の晴雲酒造にあるお食事処なのですが、たっぷり地元野菜のおかずが入って、ボリューム満点でした。

お料理を持ち寄ってくださった方もいて、お互いに「いただきます」と声を掛け合いながら、 美味しくいただきました。

お弁当に "のらぼう菜" が入っていたことから、「菜の花」の話に。

小川町では、端境期と呼ばれる春の始まりの時期に、 葉物野菜の蕾を「菜の花」と総称して出荷する有機農家も少なくありません。

例えば、こまつなの菜の花、チンゲンサイの菜の花、白菜の菜の花… など。 スーパーで、このように多種多様な「菜の花」を見かけることはあまりないですよね。

それぞれ、辛み、苦味、甘み、青み、などのバランスが変わってくるので、 「私は白菜の菜の花が一番好き」という方もいて、盛り上がりました。

さて、腹ごしらえが済んだら、いよいよ味噌づくり!

大豆もしっかりと飴色になって、甘い香りが漂っています。

この時点で味見すると、甘さはもちろん、旨みもたっぷりで、 水で煮ただけというのが嘘のようです。

もし味噌を仕込むのでなければ、このまま保存して、 主菜の付け合わせやサラダのトッピングなどに使っても美味しいと思います。

煮えた豆は、ザルにあけて汁気を切ってから、臼に入れて潰していきます。

臼と杵で潰す他に、家庭で仕込む場合は、袋に入れて足で踏んだり、綿棒で潰したり、 お肉用のミンチャーを使って潰すこともできるそう。

大人が手を出す隙もなく、味噌づくり歴3年を超える子どもたちが率先して作業してくれました。

杵を持つ2人の息もぴったりでしたし、 ヘラ役も、まんべんなく潰れるように上手に豆をかえしてくれました。

こちらは、今年から登場した麦麹。米麹は真っ白ですが、こちらは緑色をしています。

実はここ4〜5年、麦の栽培が思うようにいかなかったのだそうですが、 昨年あたりから気候の変化にも慣れてきてやっと収量が増えてきたので、 体験会でも麦麹を使えるようになったとのこと。

麹、塩、潰した大豆、大豆の煮汁をボウルに入れて、手で丁寧に混ぜます。 材料も工程も、本当にシンプルなので、一度体験すると毎年仕込もうかなという気持ちになってきますね。

良い硬さで混ざったら、味噌玉を作って、勢いよく樽や甕に放り込みます。 こうすることで、空気の層が減るので、カビが生えにくくなります。

最近は、味噌仕込み用の透明袋も販売されています。 これだと、密閉できますし、外から発酵の進み具合が確認できるので、いいですね。

樽、甕タイプの人は、みっちり詰め終わった上に、ラップをしたり、直に塩を乗せたりして、 蓋をします。

ラップの上から塩を乗せることもありますし、 酒粕を粘土のようにちぎって上に敷き詰めることもあるので、ここの方法は本当に様々ですね。

前半は麦、後半は米、と全員が味噌を仕込み終わると、昨年以前も参加していた面々が、 おもむろにカバンから手前味噌を並べだして… 試食タイムの始まりです!

色も香りも味も様々で、毎年のことですが驚きます。 3年分の味噌を持ってきてくださった方もいて、同じ人が同じ場所で仕込んでも、年によって仕上 がりが変わってくることがよくわかりました。

みんなで道具の片付けをして、 (まだ味噌を試食している方もいますが 笑)本日の体験会は終了です。

今回、0歳児も2名いたのですが、気心知れた参加者同士なので、 お父さんお母さんや上の兄弟が仕込んでいる間は、 手が空いている別の参加者が抱っこして一緒に待つ様子が見られました。

この子たちも、数年後には一緒に味噌玉を作れるようになるのかなと思うと、とても楽しみです。

改めて、参加してくださったみなさん、横田農場さん、1年間ありがとうございました。

また来年の体験会の内容と日程は、 4月の頭に横田農場さんと US.Peace FARM のスタッフとで話し合った上で、みなさんにもお知らせいたします。

どうぞお楽しみに!

レポート一覧