農業体験会 ~大豆種まき~
撮影:横田岳さん
7月9日土曜日、今年度2回目の農業体験会で大豆の種をまきました。
今回もオープンな告知はせずに募集をさせていただきました。 来られなかった皆さま、ぜひこちらのレポートで、畑の様子を感じていただけたらと思います。
撮影:横田岳さん
通年の農業体験会の中でも、"暑い畑で、淡々と大豆を1粒ずつ埋めていく"という内容の大豆種まきは、 ちょっと大変な回かもしれません。
それでも、お馴染みのメンバーを中心に30名強の方にご参加いただきました。
朝9時半、小川町駅に集合して、皆で横田農場さんへ向かいます。 往く道すがら、最近小川町で和紙漉き体験をしたという参加者から和紙の話をしてもらったり、 街並みを見て歴史の話をしたりしました。
横田農場さんへ到着。
お家の前の無人販売所には、2種類のナス、しっかりトゲのあるキュウリ、大きなトマト … など、 色鮮やかな夏野菜が並んでいました。
輪になって、横田さんから今日の流れを説明いただきます。今日は3、4枚の畑を完了させるのが目標だそうです。
大人は歩いて、子どもたちはリヤカーに乗って、畑へ向かいます。 暑くなりそうなので、タープテントも持っていきました。
こちらが種まきをする場所。面積がいつもより広いようにも感じます。
1粒もまかないうちに水路に入っていく子どもたち。 体験会の時にしかできない遊びなので、いつも楽しみにしているようです。
まくのは、地元の品種「青山在来大豆」。 見た目は青みがかっていて、味は甘い。特徴のある大豆です。
こちらをお椀に入れてもらって、早速種まきへ!
一列に並んで目安の紐に沿って、一粒ずつ、第二関節まで埋めて、しっかり土をかけます。
人数が多いからか、良いペース。 田植えに続いて、紐を動かす係も参加者が挑戦したので、横田さん親子もまく方に参加してくれました。
しばらく、まとまった量の雨が降っていない畑は、素手でまいても手に土が残らないくらいカラッとしていました。
日が高くなってきて、汗が出てきます。 途中、畑の横の大きな木の下で休憩するなど、熱中症対策をしました。
11時過ぎになると、子どもたちの中でご飯を炊きたい子は、一旦お家の方へ戻りました。 後で聞いたのですが、今日はマッチ2本目で火がつけられたのだとか! 毎度の成長がすごいです。 (いつもは一箱終わらせる勢いだそう)
大豆には、"わせ" と "おくて" がありますが、青山在来大豆は "おくて"。 他の大豆と同じように6月上旬にまいてしまうと、成長はするものの、実の入りが悪くなってしまうのだそうです。
昨年、種を持ち帰って、今年はご自身で借りている共同菜園でチャレンジしたいという参加者もいて、 みんなで教えてもらいました。
1枚、田んぼの水が流れ込んでしまっている畑があって、 そこに種をまくのをやめたため、なんと目標の面積を午前中でまき切ってしまいました!
意気揚々とお昼に戻ります。
お昼ご飯は、智恵美さん特製おかずと、子どもたちが炊いてくれた羽釜ご飯。 暑いので、木の下に椅子を並べていただきました。
いつものことながら彩豊かで、おいしくて、ぺろりと食べてしまいました。
ご飯の後は、自己紹介タイム!
いつものメンバーと、そのご友人や横田農場さんの繋がりで初めて参加してくれた20代が数人。
印象的だったのは、3~4年ぶりに参加してくれた、中学2年生の男の子。 小さな時から親御さんとよく来てくれていて、いつもすごく熱心に横田さんに質問をしてくれる存在でしたが、 この度、なんと一人で電車に乗って、駅からも歩いて農場までやってきたとか! (途中、道に迷って横田さんが迎えに行ってくれたことは内緒で …)
参加者さんの中にも、その子のことをよく知っている方がいて、 みんなで「成長したね~」と感心してしまいました。とても嬉しい出来事でした。
午後はどうしようか、と農家さんとスタッフで話しましたが、よく晴れて畑も暑いですし、 今日は午後は庭でゆっくりしようということになりました!
差し入れてもらった三浦のスイカをみんなで切って食べたり、 お皿を洗ったり、麦茶などのお土産を買ったり …。 思い思いに過ごしました。
撮影:横田海さん
いつもは畑での作業が終わったら、すぐ解散するので、 こうやってゆっくり話ができる時間もいいなと思いました。
次回は、10月。 田植えをした田んぼの稲刈り、そして、 今回まいた大豆を枝豆として収穫して、まるごと釜茹でしていただく予定です!
例年大人気の回なので、コロナが落ち着いて、広く募集がかけられることを祈っています。
参加してくださった皆さん、横田農場さん、ありがとうございました!