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農業体験会 ~田植え~

6月12日土曜日。横田農場さんにて「田植え」体験を行いました。今回も人数制限を設けて、 お昼ごはんはお弁当としました。

昨年は最初の緊急事態宣言で開催できなかったので、一年ぶりです。 顔なじみの参加者が多く集まってくれました。

この日は午前中は雲が出ていましたが、午後は日差しが強く、 帽子必須の暑い一日となりました。

10時。横田農場さんのお庭に集合。 立派な梅の木の梅がちょうど収穫時期で、始まる前に少し落としていただきました。 梅が入ったカゴに近づくと、甘い香りがします。 (少しかじってみた人もいましたが、味は酸っぱかったよう…) 一部参加者で、梅干し用に購入して帰りました。

午前中に田植えを終わらせるべく、次男の海さんから挨拶をいただいて、田んぼに移動します。 一昨年よりも広い田んぼです。

今日植えるのは、荒木、緑米、黒米、赤米、農林48号など。 緑米は、今年から体験会のプログラムに追加していただく予定の、お餅つきの時に玄米餅にするのだとか。

始めに、海さんから植え方を教わります。 鉛筆のように持って、第一〜第二関節くらいの深さまで埋め込みます。

初めて田んぼに入る子もいたのですが、2歳の男の子は結局最後まで泣いて入れず…。 確かに、にゅるっと変な感覚な上に、底が見えないので怖い気持ちもわかります。

慣れた参加者が多いのと、今回は(お弁当のため)お昼ご飯の支度で先に抜ける人もいないので、 どんどん作業は進みます。しかも、しっかりまっすぐ植えられていました。

途中、盛り上がったのは、苗の補充。お父さんがかなり遠くから投げて渡してくれるのですが、 上手くキャッチできる人もいれば、顔面キャッチしたり、近くに落として泥を浴びてしまったり…。 それにしても、投げるのがお上手でした。

横田農場さんの田んぼの醍醐味ともいえる綺麗な水路は、子どもたちの遊び場に。 水草流し、川の中だるまさんがころんだなど、4〜5人で楽しんでいました。 大人も足を洗う際に入りましたが、冷たくて気持ちよかったです。

12時の鐘は鳴ったものの、残りはほんの数条。 「やってしまおう!」と、大人でスピードアップして一気に植え終わりました。 合流した長男の岳さんも「すごいね、午前中で終わっちゃったじゃん!」と笑っていました。

植え終わった田んぼを背景に、集合写真を一枚。 横田兄弟のアイディアで、軽トラを持ってきて、その上から撮影してもらいました。良い写真です。

本日のお弁当は、持参、もしくは「有機野菜食堂わらしべ」さんの玄米ランチ。

わらしべさんのお弁当には、横田農場さんの小松菜や黒千石大豆などが使われていました。 お母さんの素材を上手に活かしたお料理が恋しい…、羽釜ご飯が食べたい… という声があちこちで上がっていましたが、こうしてお庭でみんなで食べるだけでも、とても美味しいお昼でした。

食べ終える頃に、ぐるっと一周自己紹介。 中には、行く予定だった田植えが流れてしまって、 三度目の正直で US.Peace FARM の体験会にたどり着いたというご家族も。 畑のイベントは栽培スケジュールがあるので、延期ということが難しいのが特徴ですね。 それでも、おかげでこうして新しい出会いに繋がると、それもまた良しかなと思います。

田植えが終わってしまったので、午後はライ麦の脱穀をさせていただくことになりました。 ライ麦畑まで歩きます。太陽が顔を出して、クラクラするような暑さになってきました。 ライ麦は、丈が高い麦で、刈り取りも大変なのだそう。 脱穀が済んで並べてある麦も、確かに、2mちょっとくらいありそうです。

刈り取って束ねてある麦を脱穀機にかけて、終わった束は鎌で紐を切って、 地面に敷き詰めていきます。これはこのまま畑の肥料になるとのことです。

ただ、あまりに綺麗な状態なので、ストローを作る人や、 中身がなくなってカラカラに乾いた穂を袋に詰める人も出てきました。 写真は、作業途中でとりこぼされた完全な穂がバッグに。これだけでオシャレですね。

脱穀を一通り終え、今日の作業は完了! お庭の方に帰って、恒例のお買い物タイム。 麦茶ができたということで、並んで量り売りをしてもらいました。

麦を焙煎しただけの状態になっているのですが、この麦茶が本当に良い香りで、単体で十分楽しめます。 ぜひ、飲んだことのない方には、一度体験していただきたいです! 他にも、川越の笛木醤油さんと共同生産している木桶仕込みのお醤油や、うどん、梅など…。 もちろん、採れたてのお野菜も! 早い者順です。

US.Peace FARM の体験会らしいなと思ったのですが、 ベテラン参加者同士が、昨年の味噌をおすそ分けしている姿を発見。 仕込んでいた床下収納の壁などが一面麹菌で真っ白になったのだそうで、 「そこから少し採取して、蒸したお米にふりかけたら麹から作れるかな。」 なんて、上級者の会話が繰り広げられていました。

さて、そんなこんなで、田植えも無事終了。 久々の畑での体験だったこともあり、各々笑顔で帰路につきました。

次回は、来月7月10日(土)。 今度は、味噌の材料、大豆をまきます。 地道な作業ですが、お味噌づくりに参加希望の方は、ぜひ大豆を育てるところから体験してください!

お申し込みのご案内は近々できると思いますので、どうぞお楽しみに。

最後に、今回も大変な時期に受け入れてくださった横田農場さん、ありがとうございました!

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