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小川町USPファームだより 2021年3月号

発行日:2021年3月8日
制作:US.Peaceファーム & NPO生活工房「つばさ・游」高橋優子

今月号は

をお届け致します。

おいしいお野菜届け隊 農家さん情報

「サンファーム高橋」さんの畑などの様子

年が明けたと思ったら、あっという間に3月に突入です。 自粛の生活が続き、お仕事でも日常の暮らしでも、ふと暗い気持ちになることがあるかもしれません。

小川町では、梅の花があちこちで咲いて、直売所にはフキノトウが並んでいます。 そんな寒い冬の終わりと春の訪れを、この記事からもお伝えできれば幸いです。

<サンファーム高橋のご主人、知宏さんの
 曾お爺さんから受け継がれる斧。現役です>

今月は、3月6日(土)に初の US.Peace FARM の農業体験会を行うサンファーム高橋さんにお邪魔しました!

相変わらず雨が全然降らず、 今出荷したい野菜、春に向けて育てたい野菜の成長が遅れている厳しい状況を伺いました。 これは、サンファーム高橋さんに限らず、多くの農家さんの悩みだと思います。

こちらはカモミールですが、土の乾きが写真からも伝わってくるのではないでしょうか。 まだ小さい苗なので、ポツポツと枯れてしまっているものも見られました。

こちらは、畑で不織布のトンネルをかけられたカブ。 サンファーム高橋さんの畑は、高い山があまりない平らな土地にあるので、風が強いのが特徴。 このトンネルも飛んでいってしまって、直すことも多いそうです。

また、土作りに関しても、風が強いと表面の栄養のある土や落ち葉なども吹き飛んでいってしまうのでは… と考えれば、サンファーム高橋さんが雑草をあまりとらず、土が露出する部分を少なくしているのは、 こういった土地で農業をする一つの知恵なのだと思いました。

続いて、春野菜の苗を見せていただきます。

キャベツ(左手前)や小松菜(右手前)の苗が見えます。 こちらの苗は、電気の温熱シートを使って成長を促しています。 レタスなど春から採れる野菜は「10℃くらい」、夏野菜は「20℃くらい」が適温だそうで、 このシートは20℃に設定されていました。

落ち葉を使った温床もあります。 温度計を見ると、50℃を超えています!! 手を入れてみると、レーズンやリンゴのような甘酸っぱい香りがしました。 作り初めの頃のまだ熟成していない頃は、そのような香りがするのだそうです。

落ち葉だけだと空気を含んで軽いので、 間にチップ(木片)の層を作って圧をかけているのが工夫ポイントだそうです。

外には、落ち葉の山がありました。 これは、近所のお寺さんが敷地内の落ち葉を集めてくださったものだそうです。

落ち葉だけでなく、こちらの薪や温床に使っていたチップも、 造園屋さんにいただいているものだそうです。 冬場はサンファームの高橋知宏さんが、造園屋さんを手伝いにいくこともあるとのことでした。

サンファーム高橋さんは、畑はもちろんですが、 町内のイベントや他の農家さんたちのプロジェクトにも広く関わっていらっしゃいます。 こうしたことがご自身の農業・暮らしにも活きているのだなと思った瞬間でした。

これは、この下に芋を貯蔵しているという写真。寒さに当たらないようになっています。

この写真は、芽が出てきているジャガイモ(トウヤという品種)です。 これを包丁でカットして、畑に植えていく予定とのこと。 そのためには、日の光に当てて緑色に変色させるのが良いそうで、 作業場の軒先にはたくさんジャガイモが置かれていました(次の写真)。

以前、ファーム便りでご紹介しましたが、 サンファーム高橋さんはこの冬に畑と鶏舎のお引越しをされました。

<以前の鶏舎>

<新しい鶏舎>

この鶏舎はお一人で建てられて、丸1ヶ月ほどかかったそうです。 以前よりも明るい印象ですが、実はまだ隙間を埋めたり、強度をあげたり、 野生の獣から守るための対策はまだまだ残っていると仰っていました。

最後に、3月6日に体験会で落ち葉を集めに行く山を案内していただきました。

この辺りは、昔から溜池農法が盛んな土地で、この山も大きな溜池に面しています。 ただ、斜面の一番下が池なので落ち葉が風で飛ばされると、全部池に入ってしまっている様子です。 池の水は栄養たっぷりになるのかもしれませんが…

畑から近いところに、人が入れる落葉広葉樹の林があるのは、小川町ならではだと思いますし、 その資源を活用している農家さんがいらっしゃって、 その様子を見聞きしたり、体験させてもらえることは、とても価値があることだと思います。

雨が降って、無事、春野菜が畑で育てられるよう皆さんも一緒に祈りましょう。 また、体験会の様子もレポートいたしますので、今回来られなかった方はそちらをお楽しみに!

サンファーム高橋さん、今月もありがとうございました!

【シリーズ】霜里農場 金子美登さんと目指す私たちの未来(12)

金子夫妻の結婚時の約束「有機の学校」を作ろう、はどのような形で実現していったのでしょうか。

2人は農場に住み込みで1年間研修生を預かるという形で有機を広めていくことにしました。 その第1期生は千葉県の林重孝さんです。 1979年、つまり金子夫妻が結婚した直後に研修生を受け入れたわけです。

林さんは家業の農業を継いだのですが、実家の農業の方法に疑問を持ち、 小川町の霜里農場・金子さんの門を叩きました。 そこで1年間住み込みで研修をして、その後、実家に帰られて有機農業を始められました(※1)。 現在では「自家採種のプロ農家」として高い評価を得て、日本有機農業研究会(※2)の重鎮として活躍されています。 今から、42年前のお話しです。

最初は林さん1人から始まり、霜里農場では、たくさんの研修生を世界中から受け入れてきました。 現在、その数は150人以上をゆうに超えています。 日本各地に元研修生がいて、日本各地を旅行する時は宿泊先に困らないそうです。 また、世界中からも話しを聞きたいと元研修生などからお招きを受けています。

コロナであちこちに行くことは出来なくなりましたが、 ネット環境の普及で世界の人とつながりが良くなり、 コロナ前よりも会話が出来るようになったと感じているそうです。

次回はそんな金子さんの考える有機的人間関係についてお話ししたいと思います。

(※1)林農園

(※2)日本有機農業研究会

<霜里農場同窓会2013年>

今月の小川町の話題

★【情報1】新酒で祝う春の訪れ 4/3

時:
4月3日(土)16:00~19:00
所:
エディベリ 小川町中爪280-3
参加費:
5000円(当日支払い)別途、駅からのバス代往復500円かかります。
定員:
20人(定員に達し次第、締め切ります)
申込み:
参加者氏名、人数、住所、連絡先を明記して
y.takahashi@tubasa-u.com までお送り下さい。
詳細:
下記チラシをご覧ください。
新酒で祝う春の訪れのチラシ

<新酒で祝う春の訪れのチラシ>

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