農業体験会 ~大豆種まき~
7月10日土曜日。横田農場さんにて「大豆種まき」を行いました。
通年の農業体験会の中でも、大豆の種まきと収穫は少し根気がいる回になるのですが、 そこも体験しておくと、仕込んだ味噌もよりおいしくなること間違いなし! と、 いつも参加してくださる方を中心に、目標以上の面積に種をまきました。
この日は、ありがたいことに快晴。 電車組は、小川町駅に9:30に集合してから皆で横田農場へ向かいます。
到着すると、ご自宅前の無人販売コーナーには、夏野菜がずらり。
まずは、お庭で横田さんへ挨拶をして、一日の流れを確認します。 今日は、長男の岳さんが麦の脱穀に行くので、種まきは、お父さん茂さんと、 次男の海さんと一緒に行うことになりました。
準備ができたら、畑へ向かいます。 最初の畑は、いつもよりも遠い場所で、住宅に囲まれていました。すぐ近くでは、家庭菜園の方 や、ユリの栽培農家さんが作業をしていて、少し新鮮な気持ちで挨拶をしました。
また、この日は本当に日差しが強く、テントも一つ立てて、荷物置き兼休憩所を作りました。
田植えと同じように、畑の両端に2人が立って目印のロープを張り、それに合わせて、種をまく人 は手のひらをいっぱいに広げた20cmくらいの間隔で大豆をまいていきます。
最後は、大豆がちゃんと土に隠れているかチェック。 地面から見えていると、ハトにたべられてしまうのだそうです。
味噌仕込みの時にも、大豆を杵で潰すのが上手で褒められていたベテラン参加者の女の子は、 大豆まきでも大人に負けず広い幅を担当。
全体的にも進みが早くて、横田さんが驚いていました。
1枚目はあっという間に終了して、一度テントに戻って休憩をします。
テントに入りきらない大人は、エンドウ豆のトンネルの日陰でおしゃべり。 このエンドウがどこから来たのか(相模原の方の品種だそう)ということなどを教わっていました。
2枚目は広い畑でした。スタート時刻は11時半。 子どもたちも飽きずに頑張ってくれて、なんと12時までの30分間で、 こちらも3分の2が完了してしまいました。種まき後の畑を見ると、足跡が一列に並んでいて、きれいです。
こっそり横田さんに聞いてみると、この2枚が今日の体験会で終われば…という目標だったそうで、 「さすが!」と笑っておっしゃっていました。
一方で、参加者同士は「これを頑張れば、10月においしい枝豆が食べられる!」と話していて、 どうやら、味噌もそうですが、次回の体験会「枝豆×地ビール」の存在が原動力となっていたようです。
昨年・一昨年と、天候やコロナとの兼ね合いで開催できていないので、 今年こそはなんとかできると良いなと思います。
お昼になったので、お庭に戻り、椅子を出してお弁当を食べます。
今日のお弁当は小川町にある3つの酒蔵のひとつ、晴雲酒造さんのお食事処「玉井屋」のもの。
玉井屋さんは、酒粕をつかったお肉やお魚の定食が酒蔵ならではでおいしいのですが、 おかわり自由の地元有機野菜のおかずのファンも多くいます。今回のお弁当も盛りだくさんですね。
そして、横田農場さんからは今年の麦茶! 下の写真が焙煎した麦ですが、これを煮出していただきます。 とても香ばしくて、一杯を大切に飲もうという気持ちになります。
皆さんが食べ終わった頃、自己紹介が始まりました。 初参加の方から、2005年から小川町に農業体験に来ているという社員さんまでいて、 とても盛り上がりました。
さて、休憩の後は、午前の続きからスタート! お昼ごはんのパワーで、2枚目の畑はあっという間に完了。
3枚目は、前回田植えをした田んぼのすぐ向かいの畑になりました。遠くの麦畑の岳さんも見えます。
黙々と作業していた子どもたちも、本音は「川で遊びたかった!」ということで、大喜びで裸足で入って、 大豆用のお椀で水を掛け合っていました。
午後は最高気温が30℃を超えて、さすがに疲れも見えてきましたが、 無理なく、休む人は休みながら頑張りました。
14時半。とうとう、3枚目も完了! お疲れの大人も長靴のまま川に足をつけて、一息。靴の上からでも、冷たさを感じられます。
最後は、集合写真を撮影して、お庭にのんびり戻りました。
汗びっしょりなので、各自着替えたり、お土産を購入したり…。
粒の麦茶、押し麦、木桶仕込みのお醤油、 そして軒先に吊るしてあった立派なニンニクを販売してくださいました。
こちらの方は、この量!でも、頻繁にお料理に使う食材がおいしいかどうかは重要なので、気持 ちはとてもよくわかりますね。
押し麦も、麦ごはんやサラダなどで幅広く活躍するもの。歓喜の声が上がっていました。
次回は、文中でお知らせした通り、10月9日(土)、 前回植えた田んぼで稲刈りと、今回まいた畑で枝豆収穫を行う予定です!
また近くなったら、状況を見て募集のお知らせをしますので、どうぞお楽しみに!
横田農場さん、今回も暑い中、ありがとうございました。そして、次回もよろしくお願いします。