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農業体験会 ~大豆種まき~

2020年度、初の農業体験会(@横田農場)を開催しました!

前回の田植えは、コロナの状況と大雨により、泣く泣く中止となりました。 農業体験会は2月の味噌仕込み以来なので、駅での集合時には「久しぶり?!元気だった?」という声が飛び交っていました。

今回の参加者は20名ほどで、初参加はお子さん連れ2組を含む7名でした。 午前中は雨が止まず、カッパを着て畑の見学。 お昼ご飯を挟んで午後になると、なんと雨が上がって、めでたく4枚の畑に大豆をまくことができした!

<雨が上がった直後の山々>

それでは、1日を振り返っていきます。

車で横田農場さんに直接来る参加者も多く、10時に横田さんのお宅に集まりました。 5年以上前から参加されているお馴染みの方々の間では「お子さん、大きくなったね!」なんて会話があり、 初めての参加の方には、とても印象深かったようです。 こんなに長く続けられている農業体験も貴重なのではないでしょうか。

まずは、いつも通り横田さんからご挨拶をいただいて、その後は雨なので、 畑を見学する組と、お昼に向けて火を起こしてご飯を炊く組の2手に別れて、スタートしました。

見学組はカッパを着て、まずはニンジンの畑へ!

立派な葉っぱをその場で味見しました。茎は少し苦いのですが、葉は柔らかくて、 噛むとハーブのような良い香りが口の中に広がります。 初参加の3歳の男の子が「おいしい」とむしゃむしゃ食べていて、大人はびっくりでした。

続いて、田んぼを見学。今年は、うるち米は農林48号と荒木、もち米は喜寿、その他は赤米、黒米、緑米…と、 5種類を植えられたとのこと。アメンボがたくさん泳いでいました。

田植えしたかった…と思っていると、入らせてもらえることに! 子ども用長靴は短いので、もうこの時点で靴の中まで泥だらけになっている子もいました。

少し歩くと、ピンクの可愛らしい花が咲いていて、それはゴマだと教えていただきました。

シソの仲間でも、ゴマの葉は香りがあまりしません。緑のさやの中には、白いゴマの実が並んでいます。 収穫した後には、よく乾燥させて水で洗う工程があり、 そこで地面に近い部分に紛れ込んだ小石などのゴミを取り除くのだそうです。 国産のゴマ自体、貴重ですが、とても手間のかかるものなのだということがよくわかりました。

そこからは、ナスやトマトを見て、サトイモ畑へ。 雨だったので水滴がたくさん溜まっていて、葉を動かすとコロコロ転がるのが面白いです。 大人同士では「水銀の体温計を割ったときに、こんな風に散らばったよね」という会話も。

<ナスを生で食べています>

<サトイモの葉の撥水性はアウトドア用品にも応用されているそう>

最後はキュウリです。

「青山とげ太郎」という名前の通り、トゲの数がとても多くて、ゴツゴツしています。 (バリバリ食べられて、おいしい!)

種取り用に、大きくしているキュウリもありました。 良い品種を選ぶことは予想がつきますが、こうして種取りする際にも、より葉の色が濃く、 ツルが元気に伸びているものを選んでいるのだそうです。 これを繰り返すことで、どんどん育てやすくなるのだとか。

この間、ご飯を炊く組は、軒先で火を起こし大きな羽釜でご飯を炊いてくれていました。 今日のお米は、平成22年度に「天皇杯」を受賞した下里地区でとれたお米です。

最近は、男の子中心で火の番をしてもらうことが多かったのですが、 今回は女の子が担当してくれました。(おいしく炊けていました!ありがとう!)

畑組も合流し、ご飯タイム。 出荷のための作業場をお借りして、雨をしのぎながら、贅沢なお昼をいただきました。

持ち寄りもたくさんで、ジャガイモやキュウリを中心に、 ナス、インゲン豆、バジル、生姜、ニンジン、トマトなどのお料理が並びました。(バジルは新橋のUSP本社のベランダで採れたもの!)

こうやって眺めてみると、特にたくさん使われている野菜が「旬」のものだとわかります。

お腹いっぱいいただいたら、全員で自己紹介。 いつもよりもたっぷりと時間を使って、顔なじみの方でも今回初めて知ったことがたくさんありました。

この農業体験会のアットホームさは、 長期間もしくは高頻度で参加している方々のわきあいあいとした雰囲気からきているのだと感じられる時間でした。

最後には、横田家が有機農家への道を歩み始めるきっかけとなった奥様から、 そのころのお話や今の横田農場に到るまでをご紹介いただきました。 滅多に聞けるものではないので、会場は拍手喝采!

外をみると、なんと、空が少し明るくなり、雨が上がっていました。 そこで午後からは、午前中できなかった分も取り返すべく、気合いを入れて畑へ!

畑は、歩くと長靴が沈んで、土が踏み固められてしまうくらいぬかるんでいました。 できるだけ、歩き回らないように気をつけながら、 一列に並んで、こぶし一つ分の間隔をあけて大豆をまいていきます。

<お椀に大豆を分けてもらいます>

<説明を聞いています>

一列完了しないと、次の一列にいけないので、早い人がより広い範囲を担当して、補い合います。 進めていくうちに、だんだん長靴のそこに土がついてきて、足が重くなるので、かなり良い運動になりました。 (子どもたちは気がついたら裸足でした!)

<最後まで子どもたちもみんな根気強くまいてくれました>

<大豆のおかわり>

<片方だけ脱げてそのままどこかへ…>

大小ある合計4枚の畑に無事まき終わりました。 ちゃんと芽が出て育ちますように! そして10月には、おいしい枝豆が食べられますように!

<植え終わった!>

水路に水を流してもらい、長靴をすすいだら、作業場の方に戻ります。 六条大麦の麦茶、醤油、乾麺、お野菜を早い者順でおみやげ用に購入。

最後に集合して、横田さんにお礼をします。 8月1日の夜には、サンファーム高橋さんの企画で「畑でキャンプ」を行う予定なので、そのお知らせもありました! また、今回、昨年度10月から小川町で活躍中の地域おこし協力隊の方も初参加でしたが、 終了後すぐに体験会の様子をSNSで発信してくださっていました。

<昨年に続き、今年もスイカで誕生日をお祝い>

<畑に行く途中に見事なあじさいが咲いていました>

16時過ぎ、それぞれ家路につきました。横田農場さん、参加してくださった皆さん、ありがとうございました!

次回は、10月10日(土) 稲刈りと枝豆の収穫を行います!

コロナウィルスの感染者が再び増えています。 農業体験会の今後の開催は、状況にあわせて予定を変更するなど、 皆さんにご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、どうぞご協力お願いいたします。

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