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レポート

小川町USPファームだより 2020年4月号

発行日:2020年4月8日
制作:US.Peaceファーム & NPO生活工房「つばさ・游」高橋優子

今月号は

をお届け致します。

「次期(2020年5月〜10月)美味しいお野菜届け隊」募集開始

農家さんと消費者の顔の見える『信頼』で結ばれた「ファームtoテーブル」 安心な無農薬無化学肥料栽培(オーガニック)のお野菜が半年間、 月2回計12回 農家さんから直接届きます。 野菜代と発送コストのみの価格設定です。

「人は食べ続けなければいけない宿命」を背負っている時、 コロナウィルス以外の不安が皆さんの頭に浮かんで、 スーパーの棚から食料など生活必需品が消えたのではないでしょうか。

そこで皆さんに提案したいのがお野菜の「提携」(半年分前金、即金の契約)です。 小川町から美味しい有機野菜が月2回半年間、農家から直送されます。 直送なので通常の有機野菜価格より格安です。 (スーパーに並ぶお野菜の元値は1/3くらいですから、有機野菜はその倍としてもスーパー売値より安くなるのです) ぜひご参加・ご継続ください。

お届け期間:
2020年5月~2020年10月(12回)
申込み締切:
4月22日(水)9:00
会費:
30,000円(12回野菜代、送料、段ボール代、クール便代)

詳細 ⇒ おいしいお野菜届け隊 新規募集(2020年春)

問合せ・申込み ⇒ おいしいお野菜届け隊 新規募集(PDF)

契約農家さん

  • 横田農場(横田智恵美さん、茂さん、岳さん、海さん)⇒ 横田農場HP
  • Sunfarm高橋農園(高橋知宏さん、愛さん)⇒ Sunfarm高橋農園HP

お野菜届け隊メンバー安住梨奈さん(tack farm)の畑報告

現在、tack farm の畑で作業してくれている小早川麻里さんから、 連絡がありましたのでお知らせします。

こんにちは。安住梨奈が10年の年月を掛けて作り上げた土を絶対に無駄にはしたくなく、 tack farmの畑で素人ながら作業をやらせていただいてます。

農家さんにとっては当たり前のことでしょうが、いろんな発見があります。 トラクターで土を耕すと、虫を目当てにカラスや小鳥が耕した土に多く集まってきます。 そんなことですら新鮮な発見でした。

これまで草取りなどで、ほんの少しだけ畑の土を触らせて頂いておりましたが、 触れる時間が多くなると梨奈の作った土は本当に柔らかくて心地のいい土です。 ナス、トマト、万願寺とうがらしの育苗にとっても苦労しています。 きっと農家さんにとっては簡単な作業なのでしょうが、もしかしたら今年はうまくいかないかもしれません。 他には、ジャガイモ2種類、ニンジン3種類、菊芋、大根など種まきしたり、種芋を植えたりしています。 ニンニクも成長中のため大好評だっらニンニクの花芽から収穫できたらいいなと思っています。

梨奈のお野菜とは比べられませんが、梨奈の作った土でお野菜を育てています。 月に一度でも、隔週でもお野菜をお届けできます。 梨奈の育てたお野菜(ネギ、里芋、紫芋、安納芋、紅あずま、菊芋)もお送りできます。 ご遠慮なくご連絡ください、よろしくお願い致します。

ご連絡は、下記までお願いします。

連絡先:小早川 麻里 Mail:

2020年度の予定 「農業体験会」など

農業体験会スケジュール

新型コロナウイルスCOVID-19の感染状況を見て、開催に関するお知らせを随時お届けしますので、ご注意ください。

6/13田植え
7/11大豆まき
10/10稲刈り&枝豆収穫
11/28大豆収穫
2/13味噌づくり
3/6踏み込み温床づくり落ち葉掃き(サンファーム高橋さん)

シェフズテーブル

学芸大学のベテランオーガニックレストラン『オーガニックレストラン&デリ みどりえ』さんとのコラボ! 3月の開催予定を延期しておりますが、開催日程が決まりましたら、改めてご案内させていただきます。

おいしいお野菜届け隊 農家さん情報

今年度は、ひと月に1農家さんずつ、じっくりご紹介していきます。 今月は【横田農場さん】です!

桜や白木蓮など、春の花が見事な4月の小川町。横田農場の周りの山々も例に漏れず、たくさんの花が咲いています。 竹を刈って明るくなった裏山には、もうじきヤマツツジが咲くそうです。

小川町の山の様子

<小川町の山の様子>

奥のような状態から手前はこんなにすっきり

<奥のような状態から手前はこんなにすっきり>

とはいえ、まだまだ寒い日もある中で、農場の温床には、 やっとなんの野菜か判別できるくらいに育った苗がびっしりでした。

キャベツやナスなど、レタスはその種類の多さに驚きます。 今年は、同じ畝に複数種類を植えるチャレンジをされるとのことです。

踏み込み温床にて 夏野菜の苗

<踏み込み温床にて 夏野菜の苗>

既にきれいです

<既にきれいです>

別のビニールハウスでは、竹で土台を組んでマスクメロンの準備中でした。 こちらも、昨年の出来をもとに、その方法を更新していっているそう。

また、さらにその隣では、ニワトリが菜花畑のお片づけの真っ最中。 ニワトリの前にヤギも同様にお掃除係で畑に来ていたようです。 昔から農家では、家畜も肉や乳が目的ではなく、耕運や荷運び・雑草を食べてもらうなど、 いろいろな役割を担っていたのだなと実感します。

マスクメロンの準備

<マスクメロンの準備>

高い畝にトマトの苗

<高い畝にトマトの苗>

畑の掃除中のニワトリたち

<畑の掃除中のニワトリたち>

畑では、現在出荷中の「のらぼう菜」や種取り中の「武州寒菜」を見せていただきました。

そして、麦畑を数カ所。 スペルト小麦が畝が見えないくらいに四方に広がっているのに対して、 ライ麦はきれいに縦に伸びていて、同じ麦でもすでに個性が全開です。

種取り用の武州寒菜

<種取り用の武州寒菜 >

スペルト小麦

<スペルト小麦>

ライ麦

<ライ麦>

新型コロナウィルスの混乱の只中、イベントの企画・出店が多い横田農場さんですが、この状況に負けずに頑張りたいとお話しされていました。 こんな時だからこそ、いい土で大切に育てられた野菜をしっかり食べて、健康でいる努力をしたいものですね。

【新シリーズ!】霜里農場 金子美登さんと目指す私たちの未来(1)

US.Peace FARMと埼玉県小川町をつなぐきっかけとなった有機農業界の第一人者、金子美登さん(霜里農場)。 このシリーズでは、そんな金子さんの50年の歩みをご紹介しながら、本当に大切なものは何か…など、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

次月以降、関連の著名人のお話も織り交ぜつつ、書き綴っていきますので、お楽しみに。

日本に有機農業という言葉が生まれたのは、元農協役員の一楽照雄氏が禅語「天地機有り」から名付け、 1971年に日本有機農業研究会が結成された事から始まりました。 この「機」とは仕組みという意味で、自然の摂理・循環を指しています。 つまり、有機農業とは、自然の循環、再利用、再生を通じて自然の生態系(仕組み)に沿う農業ということになります。 自然から何も取らない足さない。故に100年1000年1万年…未来永劫つづく生産方式と言えるでしょう。 霜里農場・金子美登さんは、有機農業に確かな未来を確信して1971年から小川町で農業を続けてきました。 私は農地を持たない消費者として、「人は食べ続けなければいけない宿命」にあるなら農家と確かな信頼関係を築きたいと 金子さん達が提唱してきた「提携」という「生産者と消費者の信頼の絆」を広げる活動を同志としてやってきました。

コロナウィルスの影響でスーパーから消えた食料ですが、農家との強い提携の信頼関係があれば、食料不安に思うことはありません。 我が家は下里提携有機米と小川町の若手有機農家さんから届く野菜で賄っています。 次号は有機農業の発足した背景について金子さんの行動から紐解いてみたいと思います。

参考

「いのちを守る農場から」

今月の小川町の話題

★ 【レポート】春の雪 in 小川町 3/29

3月29日、雪です!!!
春の雪と桜の白とピンクのコラボレーションが素敵でした。

3月の雪と桜

<3月の雪と桜>

★【情報1】地元のオーガニック店紹介「有機野菜食堂わらしべ」のご紹介

「有機野菜食堂わらしべ」が元養蚕研修所「玉成舎」をリフォームして昨年1月に移転しました。

オーナーの山下夫妻は北海道で知り合い、 有機農業のメッカである小川町で結婚し、協働で「わらしべ」をオープン。 奥様は天然酵母パン、ご主人はパスタをそれぞれ修行なさり、 それぞれの持ち分を活かしたメニューを展開している、小川で一番古いオーガニック食堂です。

どのメニューも胃にストンと落ちる素直な味でお勧めです。 NHK「ふるカフェ系ハルさんの休日」(2019.5.21)で紹介されました。

有機野菜食堂わらしべ(Facebook)

わらしべのお料理

<わらしべのお料理>

★【情報2】Ogawa Organic Fes 2020 延期のお知らせ

5/23に予定されておりました Ogawa Organic Fes 2020 はコロナウィルス感染予防の関係で延期になりました。 コロナウィルスが落ち着いてFesが開催される状況になりましたら、また、お伝え致します。

Ogawa Organic Fes

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