農業体験会 ~大豆収穫~
11月30日土曜日に横田農場さんで開催された農業体験会は、大豆収穫です。
今回の参加者は、大人子供合わせて20人ほどでした!
前回は10月の台風とちょうど重なり、 毎年大人気の稲刈り&枝豆を食べる(もちろん収穫も)回が中止になってしまい、 それを悔やむ声がちらほら聞かれた集合時間でした。
お天気は、明け方の寒さとは対照的なぽかぽか陽気。
今回は、青山在来大豆を使ったお醤油を醸造してくれる蔵のイベントと合同だったので、 小川町の別の有機農家さんともお話しができました。
横田家で説明を聞いてから、7月にみんなで蒔いた大豆畑へ移動します。 子どもたちは、荷台に乗せてもらって大はしゃぎ。
大豆は、ところどころ弾けて、丸い大きな実がたくさんついていました。 一面、視界は大豆だらけなので、これでどれくらい収穫できるのか楽しみです。
大豆の木は硬くて乾燥しているので、ハサミの使い方にもコツが必要です。 次男の海さんから「押し切り」を教えていただきます。
そして、端から収穫スタート!
刈った大豆は脱穀機に入れやすい束にまとめます。 もともと弾けている実もあり、さらに収穫中にもポロポロと落ちてしまうので、 なんだかもったいなくて、収穫しながら豆拾いをしてしまいます。
脱穀作業が始まると子どもたちは一斉にマシーンの方へ。 収穫作業は残された大人たちで真剣に行います。 だんだんスピードアップして、あっという間に終了。 すぐに脱穀に移ります。
機械に束を入れると、殻と豆に分かれます。結構大きな束もすごい力で引き込む機械。 よく一日中動いてもパワーダウンしないなと感心です。
12時になり、目標だった畑一枚は完了!
ご飯がまだ炊けないとの連絡が入ったので、隣の里芋畑に行き、 収穫の様子を見させていただきました。
大きな親芋と小芋、孫芋 … それぞれ外して泥をとると、一株から思ったよりたくさんの里芋が採れました。 八頭は「ずいき」として茎の部分も食べます。
さて、お庭に帰りましたが、まだご飯は炊けない様子。 そこで、昔の脱穀をみんなで体験することに。
木の棒→くるり(唐棹)→足踏脱穀機、唐箕、お手製選別機、などなど、 動いているのを見たことがない道具ばかりが並びます。 これらを使って、実際に脱穀から選別までを一通り行いました。 午前中に活躍していたマシーンの中身が少しわかった時間でした。
それにしても、丸くて綺麗な大豆は貴重なんですね。
「あと20秒!」と合図があり、みんなでそそくさとお料理の方へ。
いつもの横田さんや参加者のお料理に加え、お醤油のイベントに参加の農家さんや蔵元からの差し入れもあり、豪華バージョンです。 さつまいもや里芋など秋の味覚に、綺麗な紫色のカブと黒千石大豆のサラダ、トマトの味がしっかりのカレー、 角煮 …… 羽釜炊きの美味しいご飯がさらに進みます
恒例の自己紹介タイムです。鎌倉方面から来る方もいれば、 徒歩10分圏内から初参加の方もいて、畑で出会えるって素敵だなぁと改めて実感しました。
午前中で帰る組もいるので、一旦ここで写真撮影。 干していた大豆をしまって、日当たり抜群のお庭で。
午後は、もう一枚大豆畑を片付けよう! と、お腹いっぱいのまま再び畑へ。
作業中にだんだんと日が落ちてきて、脱穀中の殻吹雪がキラキラととても綺麗でした。 子どもたちはすっかり仲良くなって、畑中駆け回るので「大豆を踏まないで!」という声が常にどこかで聞こえていました。 でも、紅葉した山や澄んだ空気で、そのくらい開放的な空間でした。
こちらの畑も日が暮れるまでにしっかり綺麗になって、今日の体験会は終了!
お疲れ様でした!
次回は2月15日に味噌作り体験がありますが、その前に、お醤油仕込みも蔵で行われるとか。
大豆づくしの2月も良いですね。