2018年大豆種まき レポート
6/30(土)US.Peaceファームの大豆の種まきをしました。
例年よりかなり早い関東の梅雨明けの日。
暑い日でしたが総勢35名の方が参加してくれました。
農業体験会でお世話になる、横田農場さんの庭に集合です。
今年もヤマモモの木には、赤い実がいっぱい実っていました。
ワインカラーに熟した実は甘くて美味しい~!!
「超うまい!」思わずお子さんの声です。
5月26日に田植えをした田んぼの様子を見ながら徒歩で5分くらいの畑に皆で移動です。
田んぼは青々とした稲が大きくなって、みんな大喜び。
道々には色んな花が咲き、夏野菜もたくさん。
小川に小魚やカエルを見つけ、大騒ぎです。誘惑がいっぱいでなかなか畑に着きません。
じりじりと太陽が照り付けていますがみんな楽しそうです。
本日蒔くのは「青山在来」という大豆です。
埼玉県比企郡小川町の青山地区で昔から大事に受け継がれている地大豆です。
甘味と旨味を兼ね備えたおいしい大豆。
この土地に適した大豆だからこその味。味に力があるそうです。
”その土地固有”がとても大切なことです。
作物は大地の恵ということを感じます。
横田農場のお父さんから、蒔き方の説明を受けました。
畑の端と端に張られたロープにそって種まきします。
昨年の反省から、今年は穴を掘ってから大豆を入れるのではなく、
大豆を20㎝間隔に置いてから大人の指で第二関節まで(約3㎝)押し込み土をかけてください。
穴の深さがまちまちだと発芽時期がまちまちになり、鳥に食べられる被害が大きくなるそうです。
同じ時期に一斉に発芽すると、鳥が一斉には食べることが出来ないので、
被害が少なくなるとの説明を受け、
「へぇ~!なるほど」と、皆んな納得です。
横田さんが、前もって土を掘り起こしてふわふわにしてくれていたので、
指がずぼっと気持ちよく入ります。
隣の人と、どこまで播いたかを確認しながら、自分の担当個所に種を播いていきます。
声を掛け合わないと、ダブって播いてしまったり、播かないところが出来たりします。
大人も子供も、初めて会った人とも隔たりなく、声を掛け合います。
お互いに声を掛け合いながら種蒔きが進んでいきます。
「私はここから始めたよ~」とか「ここやった?まだなら、私やりますよ~」とか・・・。
とても暑いので、水分補給しながら、作業が進んでいきます。
2列の種まきが終わったら、同じ間隔でまた2列の紐を移動させ、種まきします。
これを繰り返していきます。
紐と紐の間隔は、竹を置いて目安にします。
メジャーなんか無くても、人の手、指、棒切れなど・・・身近にある物を道具になります。
最初は、ぎこちない動き、慣れない手つきでしたが、お互いの呼吸も合い、いいリズムで
どんどん作業が進みます。
種蒔きが終わると、ロープを次に移動。ロープが張られると、種蒔き開始。
初めて会った人同士でも直ぐ協働できますから、農作業って不思議です。
みんなの協力により、予定の倍の速さで作業が進み、
なんと!!予定していた種蒔きが午前中で終了。
この広い畑も大勢でやるとあっという間です。
「とても暑いので、ゆっく~りご飯を食べましょう!」と横田さんからの声賭けに、
みんな満面の笑顔です。
横田さんの庭では、子供たちがご飯を薪で羽釜で炊いてくれています。
横田さんの庭に戻ると、ご飯の炊けるなんとも甘い~におい。
5分の蒸らし時間を皆で待ちます。
横田さんの野菜を使った沢山のおかずと味噌汁、参加者の差し入れもあります。
①キャベツ、人参、山下インゲン、たまごの炒め物
②こふき芋のバジル和え
③山下インゲンの胡麻和え
④茄子と油揚げの味噌汁(もちろん味噌は自家製)
それに、皆さんからの差し入れも加わって、豊かなお昼ご飯です。
⑤マカロニサラダ
⑥鶏のから揚げ
⑦ひき肉入り玉子焼き
いただきます~!!
皆で食べるご飯はおいしいですね~。
みんな笑顔でいっぱいです。
今日もお世話になっている横田農場さん家族に感謝しながらおいしく頂きます。
子供たちが炊いてくれたご飯が美味しくて、おかわり続出!!
午後は気温がぐんぐん上昇してきましたが、みんな元気そうなので、
麦刈りと脱穀をすることになりました。
参加者さんの差し入れのスイカを楽しみに、もうひと頑張りです。
麦刈りは農業体験会でも初めてです。
この日刈る麦はイタリアから取り寄せたオーガニックの小麦で、穂の形が日本の小麦とは
ちょっと違い、3~5ずつくっついた穂の中に小麦が入っています。
カラカラに乾燥した小麦を機械で刈って、脱穀。
初めて見る機械に大人も子供も興味深々です。
大豆の種まきより子供たちは積極的です。
「僕(私)もやりたい~!!」
バリバリバリ・・・。刈りながら束ねていきます。
その束ねた麦を脱穀して自動に袋詰めします。
(同じ種類の小麦ですが、畑の土壌などがなどが違っているので
畑ごとに袋詰めしたほうがいいそうです)
畑の角は機械で刈れないので、釜で手刈り。ここは大人の出番です。
2枚の畑があっという間に完了~。
暑い中、皆んな頑張りました。
暑い!
横田農場さんの庭に戻って、差し入れのスイカを皆でいただきました。
お疲れ様でした~!!
横田農場さんにお礼を言って、恒例の記念写真です。
いつも有難うございます。
皆んなの顔に達成感がみなぎっています。
食の安全や健康を気にしていても、食のつくられてる現場はなかなか知らない。
知識として知るのではなく、五感で感じる。こういう体験を通して、食の大切さ、有り難さ、
人とのつながりなど、様々なことが参加してくださった皆さんに残ればいいと思います。
US.Peace ファームは、これからも有機農業を本気でやってらっしゃる農家さんと消費者の方が
出会える場を作っていけたらいいなと思っています。
これからもよろしくお願いします。
次回は10/13(土)稲刈りです。青山在来の枝豆が食べられる予定です。