2016年大豆収穫レポート
11/26(土)US.Peaceファームの大豆の収穫をしました。
前々日は、11月なのに雪!半世紀ぶりだそうです。
当日は穏やかな天気に恵まれ、初めての大豆収穫です。
総勢48名。
農業体験会でお世話になる、横田農場さんの庭に集合です。
本日もお世話になる横田農場の岳さんから、スケジュールを説明した頂きました。
徒歩で5分くらいの畑に皆で移動です。
途中、小川の脇を歩いたり、田んぼのあぜ道を歩いたり・・・
こども達は、前々日に降った雪に
大はしゃぎです。
まず、横田農場の海さんから、大豆の収穫の為の挟みの使い方と、
切り取った大豆の束の干し方についての説明を受けました。
埼玉県比企郡小川町の青山地区で昔から大事に受け継がれている地大豆の収穫です。
甘味と旨味を兼ね備えたおいしい大豆です。
夏の緑が青々としていた畑とは違い、枯れた茶色が一面に広がっています。
茎は、直径2cm~2.5cm。ごぼう位の太さです。
さらに前々日の雪で倒れたり、濡れ足りしていて、なかなか手ごわいです。
その根元にはさみを差込み、ぎゅっと切り取ります。
コツがいるようです。
そして、切り取ったら3~4束を一面として上向きに四方からドーム型の傘のように
こんもりと干していきます。
お互いのドームが影にならないように、風が通って乾きやすいように位置も考えながら作ります。
横田農場さんの説明後、作業開始~。
最初はなかなか上手く使えず苦労していたはさみも、少しずつ慣れてきました。
どんどん、作業は進みました。
一列ごとに、こんもりと大豆ドームが出来ていきます。
さっき初めて会ったばかりでも、一緒に作業をすると、
あっという間に友達になるから不思議です。
春に種蒔きした畑が終わりそうです!
やった~!
すると!!横田さんからこっちの畑もあるよ~!!と笑顔で茶色の畑を指差され、
よし~!もうひとがんばり。
みんなの「えっ~!!」と言う声もどこかうれしそうです。
コツを掴み、成果が目に見えてわかる畑を見るとなんだかうれしい気持ちなんですね。
みんな黙々と作業に励みます。
最初は、ぎこちない動き、慣れない手つきでしたが、お互いの呼吸も合い、いいリズムで
どんどん作業が進みます。
「お昼の合図が聞こえてました。ぼとぼちと帰ってご飯にしましょう!」との声がけに、みんな満面の笑顔です。
横田農場さんの庭に戻ると、ご飯の炊けるなんとも甘い~におい。
子供たちが、横田さんに教えてもらいながら、薪で羽釜ご飯を炊いてくれました。
今日は、小川町下里提携米の「コシヒカリ」と横田農場さんの「荒木」の2種類の新米を食べ比べです。
横田農場さんの「荒木」は江戸時代から食べられていた米。最近のもっちり系ではなく、さっぱりした味。
千葉県を中心に関東で作られていたようなので、小川町の土地にも合うのでは?と思い、横田農場さんが昨年から作り始めたそうです。
おかずの変化と共に、米の好みも変化していることが良くわかります。
おかずは、横田農場さんの野菜を使った、さつまいもの素揚げ、万木(ゆるぎ)蕪の味噌炒め、
里芋と大根の煮物、里芋、油揚げ、大根と長葱の味噌汁、
2種類の蕪の漬物。
中田さんの鶏肉とうずら卵のカレー味、岡村さんの自家製のスイートポテト、新保さんの南部一郎南瓜のマフィン、
史郎さん手作りのハンバーグとから揚げ、
吉田さんの鶏団子と里芋の煮物と秋田土産のいぶりがっこ、
小林さんの長葱、南部一郎と鶏肉の炒め物・・・・。
差し入れも沢山並びました。
いつもありがとうございます。今回は50人分。
横田農場さんのお母さんは、前日から準備してくれました。
有り難いですね~。
さらにテーブルの七輪には、里芋がそのまま乗っています。
こんな食べ方!!贅沢ですですね~。
食べながら、お互いに自己紹介したり、料理のレシピ交換したり、ゆっくり時間が流れます。
おかわり続出です。味噌汁を5杯もお変わりする子供もいました。
お腹もいっぱいになったところで、みんなで片づけをして、午後の作業に出発です。
もうひと頑張りです。
横田農場の山羊の「はち」も人気です。
「はち」は田んぼの畦や、土手の草を食べてくれるので、草取りの大事な担い手だそうです。
3枚目の畑の途中ですが、日が傾いてきたので、今日の作業は終了です。
お疲れ様でした。予定より沢山の作業が出来ました。
ありがとうございます。
皆で恒例の記念撮影です。
食の安全や健康を気にしていても、食のつくられてる現場はなかなか知らない。
知識として知るのではなく、五感で感じる。こういう体験を通して、食の大切さ、有り難さ、
人とのつながりなど、様々なことが参加してくださった皆さんに残ればいいと思います。
US.Peace ファームは、これからも有機農業を本気でやってらっしゃる農家さんと消費者の方が
出会える場を作っていけたらいいなと思っています。
横田農場の皆さん、今年一年間お世話になりました。有難うございます。
そして、参加してくれた皆様、お疲れ様でした。ありがとうございます。
来年もよろしくお願いします。