小川町USPファームだより 2015年2月号
◆小川町USPファームだより 2015年2月号◆
発行日:2015年2月6日
制作:US.Peaceファーム&NPO生活工房つばさ・游・高橋優子
今月号は
- ●松永さんの畑のキャベツがツンツンしています。なぜ?
- ●第9回シェフズテーブル「銀座貴舟」にて開催
- ●今月の下里の話題
―ユネスコ登録記念講演会「細川紙の世界」
をお届け致します。
【松永さんの畑のキャベツがツンツンしています。なぜ?】
下里にある松永さんの畑の野菜の頭が「ツンツン」されています。
むくどりなどに頭をかじられ、被害がすごいです。
山にエサがないのでしょうか?
【第9回シェフズテーブル「銀座貴舟」にて開催】
2月1日銀座「貴舟」さんで第9回シェフズテーブルが開催されました。
この会は「日本一の農家VS日本一のシェフ」つまり、日本一美味しいお野菜を極みの技で料理して
貰って有機農業のことを多くの人に知っていただくという企画です。
夏と冬の野菜の美味しい旬の時期に開催されているものです。
オープニングは、金子さんの説明で昨年11/20の天皇・皇后両陛下の行幸啓の様子を見ながら、
金子さんがやって来られた有機農業が地域を幸せにし、豊かにしていくのだと思いました。
金子さんを応援している私たちも幸せ感を感じることが出来ました。
金子さん
世界遺産となった和食であり、その上に銀座の料理屋です。
板長・下元料理長の職人の意地をかけた技が冴えわたります。
ご紹介するのは「柚子釜じゃが芋」です。
赤い小粒は何でしょうか?
一見、梅干しのように見えます。
が、実は「人参」を梅干しに見立てて細工したものです。
和食の細やかさは技の極致であり、味に奥行を与え、幸せを増幅
してくれます。
「柚子釜じゃが芋」
野菜が技を持って、形を変えてお皿に盛られていく様子は見事、というほかありません。
締めは朝採りの霜里の苺。
種がたった霜里の苺
この苺、シェフズテーブル冬の部では毎回出て来るのですが、参加された某フレンチのシェフは、
「初めて食べた時、ほっぺがほろほろと溶けていくような美味しい味で感動した。人生で美味しいと
感じたのは2回で、この苺はその一つ」
画は『柚子釜じゃが芋』を料理する板長・下元さんの
真剣な様子です。
貴舟さんでの会は3回目ですので、メニューを考える下元さんも工夫をこらして大変で、
近くの和食の大家にもアドバイスを求めたようです。
「柚子釜じゃが芋」を作る板長・下元さんの様子
今回は一見、フランス料理かと思うようなお皿
(寄せキャベツイクラ入りほうれんそうソース)がありました。
日々、精進される板長・下元さんの志に乾杯!!!
寄せキャベツイクラ入りほうれんそうソース
また、席を彩ったのは冬野菜のパステル画が書かれた名札や式辞など、
心遣いあふれるおもてなしでした。
そうして幸せを噛みしめた3時間あまりでした。
次回は夏野菜です。
どんなシェフに出会えるのか楽しみですね。
当日の詳しいレポートはこちらからご覧いただけます。
↓ ↓ ↓
http://uspeace.jp/user_data/report9.php
【今月の下里の話題】
★ユネスコ登録記念講演会「細川紙の世界」のご案内
http://www.town.ogawa.saitama.jp/0000000767.html
時:平成27年2月11日(祝日) 午後1時開場 午後1時30分開演
所:リリックおがわ(小川町民会館)大ホール
会費:無料
内容:
オープニング 埼玉県立小川高等学校音楽部によるコーラス
細川紙映画上映
記念講演 文化庁主任調査官 近藤都代子氏
(仮題)「細川紙に求めるもの」
細川紙を使った紙衣(かみこ)ファッションショー
プロデュース 岡嶋多紀氏・岡嶋利英氏
細川紙技術者協会技術保持者の紹介
主催:小川町・東秩父村・小川町教育委員会・東秩父村教育委員会
問合せ:埼玉県小川町役場 産業観光課商工観光グループ
電話: 0493-72-1221(内線231,232) ファクス: 0493-74-2920