第4回USPシェフズテーブル レポート
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に登場した
有機農業のカリスマ 小川町 金子美登さんのお野菜を
凄腕シェフの料理でいただける
「第4回 US.Peace シェフズテーブル 」が、
8月12日(日)、赤坂の仏蘭西厨房「かえりやま」にて
開催されました。
埼玉県比企郡小川町で有機農業に取組んでこられた、
有機農業のカリスマ・金子美登さんの 「霜里農場」で大切に育てられたおいしい夏野菜を、第3回で大好評だった、帰山浩司シェフのフレンチでいただきました。
帰山シェフは、フランス、アメリカ、カリブ海、韓国など、23年間世界各国でシェフを務めた凄腕です。
まず「シェフズテーブル」の企画・運営しているユニバーサル・シェル・プログラミング研究所 所長
當仲より挨拶させて頂いて、スタートです。
なによりも・・・理屈抜きでおいしいものが好き!手づくりが好き!ということからスタートし、
農業に興味を持ち、ものづくりのすばらしさと、人との繋がりが大切であることを感じ、
小川町の有機農業の農家さんとの繋がりを続けさせて頂いていること。
また、実はITのプログラミングは、ひとつひとつ手づくりで、農業と通じる点があることなど
へ~!とか、うんうんと・・・皆さん和やかな中にも真剣な表情で聞き入っていました。
そして、今回参加してくださった方々が、お料理と同じくらい楽しみにしていた
「金子美登さん」のお話です。
金子さんが埼玉県小川町でたった一人で始めた
“有機農業”の歴史や苦労話。
揺るがない強さと愛情。
生き方そのもの、哲学さえ感じる貴重なお話に皆さん釘付けでした。
特に金子さんの「種の中に設計図がある」と言う言葉は、そこに居た誰もが息を呑んだ瞬間でした。
人がつくった設計図があってつくっていく工業製品とは、明らかに違う有機農業の考え方やプロセス。
自然の声に耳を傾けて、教えてもらう・・・。
人間も自然の一部に過ぎない。
金子さんの言葉には、大きな「愛」が有り、
創造も出来ないくらいの未来を感じました。
気負いもなく、ただ正直にこつこつやってきた
金子美登さんだからこそ感じる、
言葉を越えた感動が、いつの間にか、
レストランいっぱいに広がっていました。
本物はやっぱり凄い!!
いよいよ料理の登場です。
料理が届く度に、シーン~。皆んな夢中です。
茄子のキャビア仕立て
冷製トマトのスープ カッテージチーズ添え
ズッキーニのスパゲティー カルボナーラ風 スモークサーモン添え
玉葱とにらの2種のタルトと玉葱スープ・マリネ
ジャガイモのブランジュリー風 ベーコン&ソーセージ添え
バニラアイスに茄子のコンポート&人参のグラッセ
そして!!
なんとメニューには無い、特別デザート。
当日の朝金子さんが収穫してきてくださった“ぶどう”と“とうもろこし”。
おいしかった~!!(うれしくて!!写真撮るの忘れました)
田舎のおばあちゃんちの縁側で食べてるような温かい気持ちになりました。
そんな和やかな デザートタイムに、出席された方々の自己紹介スタート。
様々なお仕事、様々な年齢の方々が参加してくださいましたが、共通点は、おいしいものが大好き!
食べることは生きること。食の大切さを日頃から感じてる方ばかりです。
ただ食べるだけではなく、体にいいもの。自然の恵みを頂く。
金子さんが大切になさってきたことに共感して集まって下さった方々です。
(わざわざ名古屋から参加下さった方もいらっしゃいました。)
そして最後は、帰山シェフの登場。
料理のポイントや工夫された点を静かに、さりげなく話してくださいました。
今回は、直前までメニューが二転三転した苦労話に、シェフの懐の深さと人柄が伺えました。
思わず、みんなから感謝の拍手!!
集合写真
素敵な笑顔です。
参加くださった方々、おいしいお野菜を作ってくださった霜里農場の皆様、
お料理をしてくださったお店の皆様。沢山の皆様のご協力でとても素敵な会になりました。
本当に、本当に有難うございました。
こんな楽しくて、美味しくて、素敵な会に感謝いたします。