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農業体験会 ~大豆種まき~

7月8日土曜日、一気に暑さが迫ってきた週の終わりに、横田農場さんにて、青山在来大豆の種まきをさせてもらいました。

この日は、幸いなことに一日雨予報が出ていたため、日中もそんなに気温が上がらず、作業日和となりました。 しかも、体験会の時間は運よく雨には降られず、参加者の皆さんの日頃の行いが表れていました(笑)

朝、10時前に横田農場さんに到着すると、小雨が降り、庭の植物の葉には水滴がついていました。

無人販売コーナーには、レタス・バジル・なす・きゅうり。 横田農場のトゲがたくさんの「とげ太郎きゅうり」は、食感がシャキシャキで人気なきゅうりです。 また、うどんも太麺と細麺の2種類が並んでいました。

この日も、近所の方が細麺の方をリピート購入しに訪れていましたが、 確かに夏はこの細いうどんがさらっと食べられていいですね。

全員が集合したので、横田農場次男の海さんから今日の流れを説明してもらいます。

畑としては4枚を耕して用意してくださっているということで、午前2枚、午後2枚、 くらいのペースでまけたら、終了するでしょうか。つまり、一日中大豆を畑にまいていく作業の日です。

参加者は30名弱。ぞろぞろと歩いて畑へ向かいます。

途中、1ヶ月前に体験会で田植えをした田んぼの横を通りました。株が大きくなっていました。 しっかり根をはれたようです。

トラックに荷物を置いて、種のまき方をレクチャーしてもらいます。手のひら1枚くらいの間隔で、 人差し指の第一から第二関節くらいの深さに大豆を埋めていくそうです。

田植えと同じように、目印となる紐を畑の両端から引っ張って、その下に種をまいていきます。

なんでも、播種機でまく場合と、一粒ずつ手でまく場合では発芽率が全然違うのだそう。 (手まきの方が良い。)それを聞くと、今日、少しでも広い面積まけたらいいな…と思いますね。

種となる大豆をお椀に入れ、一列に並んで作業を始めました。

田植えと違うのは、まいた種が土の中に入ってしまうので、隣の人との境目が全くわからなくなってしまうこと。

間に目印になる棒や草を置いたり、地面に線をひいたり、中には、 先に場所だけ決めて隣が終わるタイミングで土に埋める作業を始める頭の良い参加者も。

畑の形が真四角ではないので、紐をはる係も工夫が必要です。

幅が変化していく中で、平行を保てるよう、「ここの端はまかなくていいよ」など、 まく担当に声かけをしながら調整していました。

午前中に、1枚、2枚が終わり、お昼ご飯に行こうかと迷ったタイミングで、 遅れて到着する参加者が畑にやってきて、3枚目までやってしまおう!ということになりました。

毎年参加している方や、USP研究所(=US.PeaceFARMの主催企業)の社員さんが多かったため、 途中から黙々と作業し出す人もいて、 海さんには「なんか、楽しいのかわからなくて怖い …」と言われるほどの職人技の種まきでした(笑)

茂さん(お父さん)にも、確か、手早く種をまいて、 次の列の紐の位置が決まるのを急かすような参加者に「圧がすごい!」 と笑われていたような …。とにかく、頑張りました。

3枚の畑を終え、庭の方に戻ると、羽釜のご飯が炊き上がり、会場の準備が進んでいました。

今日のご飯も、智恵美さん(お母さん)のお手製農家料理と、参加者の持ち寄りで大変豪華に。

いろんな夏野菜を煮込んでいるうちにスパイスを追加してカレーになったというこちらと、 バジルの香りがいいコールスローの組み合わせが、蒸し蒸しした屋外でのランチには最高でした。

たまたま、参加者の差し入れ料理も、ガパオや、トマトを使った肉料理など、 スパイスやハーブを使ったもので、全体としてエスニックなプレートになりました。

また、自家製醤油の搾りかすをミキサーでペーストにしたものを持ってきてくれた方がいて、 これが炊き立てご飯にピッタリでした。

おかずがご飯が進むものが多かったせいか、午前中に飛ばして作業をしたせいか、 今回はおにぎりにするご飯も残らず、完食でした!ごちそうさまでした。

恒例の自己紹介タイム。新しく入社されたという社員さんたち、 中には「今週から出勤しています」というフレッシュな方もいましたが、楽しんでもらえていたら嬉しいです。

食器もテーブル・椅子も、みんなで片付けて、再び畑へ。

お昼前に、茂さんがトラクターを飛ばして怪しい動きをされていたのですが(笑)、 なんと、5枚目の畑を耕してくださったとのことで、予定より1枚多く作業ができそうとのこと。

最初は「えー!」と言っていた参加者の面々ですが、ご飯を食べて力を蓄えたため、 午後の作業もさくさく進み、1時間足らずで2枚の畑の種まきが完了。

ちょうどそのタイミングで、本格的に雨が降り出しました。

作業を終えて、雨の中、田んぼを覗き込む方々。 カブトガニは見つからなかったそうですが、おたまじゃくしがたくさん見られました。

珍しく子どもが少ない体験会だったので、この日は、 大人たちが畑の中を移動するのに軽トラの荷台に乗せてもらって、おおはしゃぎでした!

参加した中学生の参加者は、学校のことも大事だけど、 今年も味噌を仕込むなら種まきには絶対行かないと!と言って来てくれたのだそう。 通年で毎年参加してくれているので、もう、誰よりも実感として、 種まきから食卓まで自分が関わることの面白さ・大切さをわかっているのだなと思います。

次回は暑い夏を挟んで、10月に稲刈り&枝豆収穫の体験会を開催予定です。一年で一番人気な回ですね。

集まって、横田農場さんにお礼を伝えて、麦茶を買う人は買って、解散しました。

その後に、麦雑穀工房さん(ビール)、有機野菜食堂わらしべさん、3代目清水屋さん(おからドーナツ)、 さらにスタッフの高橋優子さんが主催側で準備していたべりカフェつばさ・游でのディスコイベント「スナックUFO」に、向かうのだという方も。各々、まちへ繰り出していきました。

雨予報の中、小川町まで来てくださった参加者の皆さん、準備してくださった横田農場さん、 ありがとうございました。

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