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2018年味噌つくりレポート

2/24(土)US.Peaceファーム、初めての味噌つくりです。
寒さも和らぎ、梅が咲き始めた穏やかな日に開催となりました。
総勢31名。
農業体験会でお世話になっている横田農場さんの庭に集合です。
横田さんが前日から準備してくれた大豆の煮えるいい香りが
庭中に広がっています。

 

大豆は、皆んなで昨年の7月に種まきし、11月に収穫し乾燥したものです。
ふっくらと煮え大豆を食べさせてもらうと、「甘い!」とか「うめぇ~!」等々の歓声で
煮えた大豆の味と香りに、おいしい味噌づくりの期待が膨らみます。

本日もお世話になる横田農場の岳さんから、本日のスケジュールを説明を聞き、
もう少し大豆が煮える時間まで、麦踏みをすることになりました。
徒歩で5分くらいの畑に皆で移動です。
畑までの道には、梅のいい香りがし、春の野草が咲き始め、春の訪れを感じます。
まだまだ寒いけどうれしい気持ちになりますね。

畑には7~8センチの麦の若葉が生えています。
小麦畑です。

 

横田農場の岳さんから麦踏みをする理由と方法を教えてもらいました。
理由は、2つ。
①霜柱などで浮き上がった苗を押し戻す
②踏むことで苗を強くし根張りが良くなり、丈夫な麦が出来る。
やり方は、足裏の指の付け根部分でぎゅぎゅと踏みつけます。
下を向いて苗を見ながら少しずつ横にずれながら踏んでいきます。
筋肉痛になりそうです(笑う)

小麦、ライ麦、大麦の三種類の麦畑で麦踏みをしました。
皆でやるとあっという間に終わりますね。

  

横田さんの庭に戻り、お昼ご飯の準備です。
羽釜で薪でご飯を炊いてます。
ご飯隊を任命された子供たちは、一生懸命です。
蒸らしの薪での火加減を教えてもらいながら、薪を入れたり抜いたり。
難しいけど楽しそうで、そして自慢げです。

 

ご飯の炊きあがりをみんなで待ちます。いい匂い~がしてきました。

メインは、横田さんのお母さん特性のスパイスのきいたカレーです。
ジャガイモ、人参、玉ねぎ、たかキビ入りです。
菊芋の味噌炒めも準備してくれました。
そして参加者からの差し入れも並び、楽しいランチです。

 

 

いつもありがとうございます。労働して、旬の野菜をみんなで食べる!
有り難いですね~!美味しいですね~!ここに来るからこそ味わえる美味しさです。

食べながら、お互いに自己紹介したり、料理のレシピ交換したり、ゆっくり時間が流れます。
お腹もいっぱいになったところで、味噌用の大豆がふっくらと炊き上がりましたので、
ご飯の食器をみんなで片づけて、いよいよ味噌づくり開始です。

 

まず、檜の臼で煮あがった大豆をつぶします。
杵をねじ込むようにしてつぶします。
力の入れ具合が難しいです。

次に、味噌の出来上がり量から計算し、つぶした大豆、塩、乾燥米麹を
計って混ぜ合わせます。
米麹の米は、皆んなで4月に田植えをし、10月に稲刈りした米を麹にしてくれて物を
使用します。

  

皆んなで作った大豆と米が原料の贅沢な味噌づくりです。

大豆の煮汁を加えながらしっとり柔らかく一つにまとまる硬さになるよう
調節していきます。
こねこね!楽しい~!

 

仕込みの容器を焼酎で消毒し、容器の底に塩をふり、混ぜた材料を空気が入らないように
しっかりと詰めていきます。
詰め終わった味噌の表面を平らにして塩で蓋をするように敷き詰めます。

家に帰ったら、味噌の上に和紙または丈夫なキッチンペーパー(パルプ)、ラップなどで
容器との境目をふさぐようにしっかりと敷き、うち蓋をして仕上がり味噌の2,3割の重しを
載せて、外蓋をし、包装紙や新聞紙などをかぶせて直射日光の当たらない場所で保管するそうです。
7か月~1年でやっと食べられるようになります。
各々の家に持ち帰り、各々の味に育っていくそうです。
ひと夏を越すとぐ~んと美味しくなるそうです。

それぞれ味噌が完成した時のことを想像し、わくわくしているようです。
普段何気なく食べてる味噌が、こんなに手間と時間がかかていることに、大人も子供も
驚きと感謝の気持ちでいっぱいになっていました。

最後に恒例の集合写真。
笑顔が輝いています!!
横田農場の皆様、参加してくださった皆様、1年間お疲れ様でした。
有難うございます。
次期もぜひ!よろしくお願いいたします。

食の安全や健康を気にしていても、食のつくられてる現場はなかなか知らない。
知識として知るのではなく、五感で感じる。こういう体験を通して、食の大切さ、有り難さ、
人とのつながりなど、様々なことが参加してくださった皆さんに残ればいいと思います。
US.Peace ファームは、これからも有機農業を本気でやってらっしゃる農家さんと消費者の方が
出会える場を作っていけたらいいなと思っています。

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